LGBT指標と都市論~多様性と寛容性と個性を求めて~
- 2017/07/13
- 19:34
目次
- 1、G7で残るは日本だけらしい「LGBT」法的な取り組み
- 2、東京都自治体別LGBT対応
- 3、パートナーシップ制度を独自に打ち出す渋谷区
- 4、本屋と図書館で住民のざっくりとした予測がつく
- 5、クリエイティブな人はどこに住むか(都市論)
- 6、「郊外」は残るのか
- 7、リモートワーク導入による社会の変化
- 8、余談と商品(多様性と都市づくり)
この記事はLGBTについてではなく「自治体の寛容さの指標としてのLGBT許容度」
について、プラス雑談余談です。
LGBTに寛容な地域=多様性の推進に熱心な自治体と考えられるわけです。
なのでLGBTよりは都市論ベースの記事になります。
長いわりにこれという結論があるわけでもないので、スクロールしながら
流し読みするのがちょうどいい気がする。
とりあえずレインボーカラー。
G7で残るは日本だけらしい「LGBT」法的な取り組み
だいぶ前のニュースですが↓
ドイツ、同性婚を合法化。レズビアンカップルとの出会いがメルケル首相を変えた
で↓
「同性のパートナーを配偶者として認める法律が求められています。
— 同性婚人権救済弁護団 (@sameloveinJapan) 2017年7月10日
先進7カ国(G7)加盟国で同性婚やパートナーシップを国として制度化していないのは日本だけです」 https://t.co/0ZiOYCn3lg
G7
— ヒロ (@_hiro______) 2017年7月4日
同性婚合法
??アメリカ
??イングランド・スコットランド・ウェールズ
??カナダ
??ドイツ
??フランス
パートナーシップ合法
??北部アイルランド
??イタリア
同性婚・パートナーシップ共に制度無し
??日本#LGBT @japan #同性婚
外国人「どうしてアジア人は同性愛を嫌うんだ?」 ドイツで同性婚が合法化 https://t.co/gtGGWPqcAM pic.twitter.com/Mm3lutgWM5
— 海外の万国反応記 (@all_nations2) 2017年7月1日
G7でLGBTに対する何の制度もないのは日本だけになったらしいです。
恐らくだけど、「家」制度が強固に残っているからではなかろうか。
アジア諸国って日本より強く「家」制度が残ってると感じる。
日本でも「家」「親」「親族」は強いけどアジア諸国ほどでは
ないかなあと…核家族化を進めてきたしね。
東京都自治体別LGBT対応
こんなものを見つけたんだけど↓
アエラ独自調査で見えた自治体のLGBT対応の実態 <東京編> 〈AERA〉
【質問と回答欄】
(1)同性婚に賛成ですか
<回答:賛成/反対/その他>
(2)性同一障害など自らの性別に違和感を抱く人たちが生活しやすいよう、
学校や職場などで配慮が必要だと思いますか
<回答:必要/必要ない/その他>
(3)国内でもいくつかの自治体で同性パートナーシップの制度がつくられていますが、
こうした制度についてどうお考えですか
<回答:導入を検討している/住民から要望があれば導入を検討したい/導入しない/
その他><その理由>
(4)大阪市淀川区の「LGBT支援宣言」や岐阜県関市の「LGBTフレンドリー宣言」
などのように、住民などに向けて「宣言」してLGBTについて支援や啓発に
取り組む自治体が出てきています。こうした宣言についてどうお考えですか
<回答:宣言を検討している/住民から要望があれば宣言を検討したい/宣言しない/
その他><その理由>
(5)市営・区営住宅について定めた公営住宅法は2012年に改正され、
公営住宅入居のために「同居または同居予定の親族」がいなければならない
という規定が撤廃されましたが、多くの自治体ではこの「同居親族要件」が
条例に残り、同性カップルが公営住宅に入居できない状況が続いています。
こうした状況についてどうお考えですか
<回答:条例の改正を検討したい/住民から要望があれば条例の改正を検討したい/
条例を改正する必要はない/その他><その理由>
1はほとんどの自治体が「その他」(国の法律の問題だから)。
渋谷区・世田谷区・足立区・日野市・東村山市・国立市・清瀬市・多摩市が
「賛成」。
一方、府中市・稲城市・あきる野市が「反対」。
圧倒的多数が「その他(ただし回答に温度差あり)」のなかで、「賛成」も
目立つがそれ以上に「反対」が目立つ。
で、「反対」の自治体の市長は全員自民系。
あ~…なるほど。
これって、単に「同性愛に賛成か」という問題ではなく、同性愛に非寛容な
スタンスの人は大抵の事への非寛容がセットでついてくる傾向があるのです。
同性愛に否定的な人って「男は仕事、女は専業主婦」みたいな志向なような
…一概には言えないけど、そういう傾向はありますよね。
で、非寛容さって窮屈さだから、↑って「多様性」と「非寛容」の指標には
ある程度なるはずなんですよ。選挙で選ばれた区長・市長だから、
そこの住民がどういう事を求めているかが分かる。
パートナーシップ制度を独自に打ち出す渋谷区
渋谷区の同性パートナー条例成立に「歴史的な一歩」「LGBT考えるきっかけに」
渋谷区のこれは話題になりました。
LGBT当事者の渋谷区課長はアパレルから転身 「過渡期だからこそ、できることがある」
よく誤解を受けるのですが、LGBTの人権問題だけを扱う部署ではありません。
女性の人権問題に加え、LGBTを含む全ての人が性別にとらわれずに
個性と能力を発揮できる社会づくりのお手伝いをするというのが
私のミッションです。
2016年9月に渋谷区が今後20年どうあるべきかという方向性を示す
「渋谷区基本構想」が新たに制定されました。掲げるスローガンは
「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」。「この地上に暮らす人々の
あらゆる多様性(ダイバーシティ)を受け入れるだけにとどまらず、
その多様性をエネルギーへと変えてゆくこと(インクルージョン)。
人種、性別、年齢、障害を超えて、渋谷区に集まるすべての人の力を、
まちづくりの原動力にすること」が謳われています。つまり、
ダイバーシティを認め合い、活かし合っているインクルージョンこそが
渋谷区が目指すものなんです。
これすごい話だな。同性愛者を区議会議員として送りこんだからここまで
話が一気に進んだと考えると、選挙ってすごい力を持っているのでは?
もちろん先に区長が当選していて方針を打ち出したという前提が大きい。
長谷部健 - Wikipedia
2017年2月に師岡康子・香山リカ・五野井郁夫と講演を開き、渋谷区では
在日コリアンを尊重する社会を実現するための条例を制定して、渋谷区で
多文化共生を邪魔する者や空気を排除することを表明した。
渋谷区すごいな(いろんな意味で)。
まず、2015年という自民党の支持率がまだ高かった時に
区長選で自民は3位、自民以外の政党の支持候補が2位、
まったくの無所属が↑の区長として当選してるんですよね。
これ、「他の自治体だったら」と考えると面白い。
別の区・市だったら当選しないかもしれない。
結局、選挙って民意の反映なんですよね。投票率が低くてもそれも含めて。
国政ならともかく、区・市単位の議会や条例ってあまり興味ないじゃないですか。
でも自分の住んでいる自治体を調べるとたまにびっくりするような条例が
独自にあったりする。
あれ?うちの自治体ってどうなのよ?と思った人は調べてみるといいかも。
自転車の扱いやタバコのポイ捨ての罰金などなど、区市単位で結構
違いがあります。
本屋と図書館で住民のざっくりとした予測がつく
何でこんな事を気にしているかというと引っ越し先を検討しているんですけど。
正直、あんまり不自由そうなところは嫌だな~とか…住民の傾向って
住んでみないと分からないし住んでも分からないじゃないですか。
もう1つ、ざっくり調べる方法は「本屋と図書館のラインナップ」です。
ビジネス書にどの程度関心があるか、スピリチュアルな本が多いのか、
右翼的な本が平積みになっているかどうかなど、ある程度参考になります。
ビジネス街ならビジネス書が売れるし、大学が近ければ大学生向けの
参考書が多く置いてある、デザイン関係の事務所が多いエリアでは
デザインやファッションの本が多く揃ってるなど、傾向に違いがあります。
住宅街だと主婦向けの本は充実していてもビジネス書はほとんど入らない
場合があるので、住んでしまうと不便かも。
「通販すればいいじゃん」とかそういう問題ではない。
全ての本を買うわけにはいかないし、書店で買った方がすぐ読めるという
利点もあるし、リアル書店には新刊本をチェックしに行っているので
自分が見ない本ばっかり入荷する本屋と図書館が近所にあっても
使わないからわざわざ遠くに行かなきゃいけない。
図書館は本の予約数で住民の傾向がなんとなく予想がつく。
同じ本でも自治体によって予約数が50だったり1だったりする。
例えば人工知能のビジネス本とか、「LIFE SHIFT」とか、
「起業」とか「副業」とかにどの程度関心持たれてるのかな
というのは予約数で何となく分かる。
↓都内図書館一括検索
統合検索 - 東京都立図書館リサーチページ
クリエイティブな人はどこに住むか(都市論)
ここから都市論です。
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 19,540
2002年にフロリダが「クリエイティブ資本論」の原著を記してから、
早くも10年が経った。
当時非常識とされていた、クリエイティブ・クラスの台頭、都市経済の再生、
新たなライフスタイルと働き方は、いまや誰もが知るところとなった。
音楽と都市の関係、ゲイと都市の関係、広がる格差とクリエイティブ階級の台頭・・・
明らかに、これまでの統計では測れない新しい時代の幕開けを、ノマドワーカーや、
「ワークシフト」が登場するはるか前に示したリチャード・フロリダが、
新たなデータをふんだんに盛り込み、カルチャーシーンや事象を丁寧に描写。
全面的に改定した入魂の新版!
クリエイティビティはいま、どの都市に集中しているのか?
クリエイティブ時代の経済成長、イノベーションのカギを握る「3つのT」とは?
ますます進む地域の経済格差は「歯の治療」に現れる?
クリエイティブ経済はすでに現実となった。新たな時代に、社会、経済、
人々の行動はどう変わるか―-未来に向けた、新しい資本論。
一時期みんな読んでた本。当然自分も読みました。
ダイバーシティ構想などはこれが元になっているはず。
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 65,467
「クリエイティブ・クラス」という新たな経済の支配階級の動向から、
グローバル経済における地域間競争の変質を読み取り、世界中から
注目を浴びた都市経済学者リチャード・フロリダ。2008年に発表された
本書では、クリエイティブ・クラスが主導する経済において、先端的な
経済発展はメガ地域に集中し、世界都市は相似形になっていく現実と
近未来像を描いている。さらに、クリエイティブ・クラスにとって、
いまや自己実現の重要な手段となっている居住地の選択について、
独自の経済分析、性格心理学の知見を使って実践的に解説する。
もうだいぶ前の本ですが、この本では「クリエイティブな人々を多く集めた
都市が発展する」としていて、その条件はまず「多様性が高い事」であり、
保守的・排他的な都市は衰退するとしている。多様性の指標の1つが
LGBTに寛容な風潮や制度があるかどうかというものです。
「郊外」は残るのか
余談ですけど、親戚って東京や東京近郊にバラバラに住んでるんですが、
割と郊外に住んでいるからか、人生がみんな「家・車・子供二人・専業主婦」
を踏襲してるんですよね。
郊外とは↓
東京の鉄道、「都会」「郊外」の境目はこの駅だ | 通勤電車
本人が郊外住まいでなくても出身が郊外だと親の価値観に従うから
…というか親に従うから昭和セットで生きてしまうんですよね。
別にそれが悪いわけではないけど、みんなリッチだなあと…
だって今時30代前半で一軒家と車買って専業主婦ってリッチですよね。
何の疑問もなく軒並み車買って一軒家建ててるのを見てちょっと引いた。
余裕があるうちはいいけど、何も考えずに(収入と見合わない)
一軒家建てちゃう人多いんだろうなってうちの近所を見ても思う。
そういう人が多そうな自治体も将来は怖いですね。
人工知能リストラ直撃世代だと思うんだけど大丈夫なんだろうか。
「住宅地・商業エリア・ビジネス街」って分離は今後も通用するのだろうか。
もし富裕層がそれらを兼ね備えたエリアにだけ固まったら住宅地にお金が
回りにくくなるのではないか。
リモートワークだテレワークだというものの、それなら別に東京に住まなくて
いいのだから「都心に通勤し郊外に住む」スタイルが30年後も定番なのかどうか。
お金がすごく遠くに行く(通販、テレワーク、ふるさと納税などがその例)一方、
ものすごく近場にしか落とさなくなりそう。
地元消費と通販、テレワーク、旅行という事だと「何もない郊外」の税収が
どうなるのかという事と、郊外と都心が分断・分離する。
そしてそれは生き方ごと分断・分離している気がする。
古い本だけど↑の都市論と一緒に読むと面白い。読みやすい本。
六本木ヒルズの何が画期的なのかというと、「住・商・ビジネスの一体化」。
六本木ヒルズだけで働く・遊ぶ・買う・住むが完結して移動時間が減らせる。
超コンパクトシティを人工的に作り出したんです。
そういえば都心はもともと狭い範囲で住・商・ビジネスが完結できます。
郊外には商とビジネスが少ないんです。だから今誘致してるのかな。
狭い範囲でぐるぐる経済と税金回されたらたまらないけどそうなるんだろうな。
個人にできる事は勝ちそうな自治体に移り住むだけです。
ビジネスが下手な自治体にいると勝手に税金が上がりサービスが悪くなるから。
リモートワーク導入による社会の変化
「会社に来なくても良く、仕事はどこでやっても良い」と、成功する人と落ちぶれる人がはっきり別れる。
この制度を精緻に運用した結果、この会社はどうなったか。
結論としては、予想通り(というか狙い通り)30代後半から40代にかけての
「実力のない社員」のかなりが、給与の大幅減を経験した。
逆に20代後半から、30代半ばの「本当に仕事をしていた層」の給与が
大幅にアップした。
つまり、社内は「2極化」したのである。
「仕事してますアピール」が不要になり、年功序列も崩壊したんですね。
時間給の企業と成果給の会社に二分されていくと、時間給の会社って
どうやって利益出すんだろう(成果給の企業と戦って勝てるのか)
という事が気になる。
もしかしたら社会に大規模な「リストラ」は起こらず(起こるだろうけど)
時間給の会社がバタバタ倒産するだけなのかも…。
はたまた倒産せずにどんどん給料が下がって低く固定されるとか…。
今って個人も企業も改革するかで将来が決まってる大事な時期なんだな。
社長「クソ暑いのに通勤する方が頭おかしい。VR出社する」→クマちゃんが社長になってみんなハッピー
いいなあこういう会社。35度で満員電車乗って通勤とか狂ってますよね。
しかし物理アバターか…。
XVI新入社員「今日からよろしくお願いします!」
— きゅう(SKB09) (@Qman) 2017年7月11日
秘書「で、アバターどれにしますか?」
新人「は?ああ、slackのアイコンですか?SNSで使い続けているのがあるのでそれ使い続k…」
秘書「ちげーよこっから選べって話だ」 pic.twitter.com/usEWJXA3gs
社員がみんなもふもふですね。和むなあこの会議w
スーツのおっさんが群がって会議するより平和そうでいい。
しかしリモート出社がOKになるといよいよ本格的に
「日本にいなくてもいい」「日本人じゃなくても問題ない」
事になりますね。
使う側からすると条件さえよくすれば人材が獲得しやすくなりますが、
使われる側からすると…やっぱり今後「使われる側に徹する」のは
なかなか厳しいですね。使う側も大変だけど。
「郊外」というのは、リモートワークがないから必要なものだったんですね。
それが不要になると困るから今企業誘致とか都市改革をやっていて、
郊外にも勝ち組と負け組ができてしまうのだと思います。
余談と商品(多様性と都市づくり)
「乙武さんはなぜそんなやさしいんですか?」幸福度が高く多様性に寛容な北欧社会の衝撃と希望
〝違い〟を揶揄されたり、咎められたりする社会では、誰もが「この違いを見せる
わけにはいかない」と慎重になるわけです。自分が抱える他者との〝違い〟を
必死に隠そうとする。だけど、隠してるということは、鎧や仮面をつけて生きる
ということだから、それは苦しいですよね。窮屈な人生になってしまう。
―その意味で、乙武さんは、まさに〝大きな違い〟を抱えて生まれてきました。
僕の場合は隠しようもない、あまりにも大きすぎる違いだったから、むしろ
開き直ることができたのかもしれません。違いを受け入れるしかなかったから。
だけど、たとえばLGBTの方々のように、隠そうと思えばなんとか隠せてしまう
ほどの違いを抱えている場合は苦しいと思うんです。だって、「だったら
我慢してしまおう」と社会を変えることより、自分を犠牲にすることにシフト
しがちだと思うから。
僕は、そんな社会を何とか変えたい。周囲との違いによって生きづらさを抱える
人々にとって、少しでも生きやすい社会を実現したいんですよね。
―「0か1」「白か黒」の思考は情報量が少ないから思考がラクな上に、
感情論に陥りやすい。二元論から多様性が生まることはあり得ませんよね。
二元論で考えないというのは、「様々な意見があるなかでの落としどころを
見つけていく」ということだと思うのですが、残念ながら、僕たち日本人は
そういうトレーニングを学校で受けてきていない。
デンマーク訪問時の話や多様性、日本社会についてなど。
そのデンマークですが↓
先進国に現存する地上最後の楽園、クリスチャニア。世界一非常識な場が挑む人類の一大実験とは?
す、すごい。
税金高い福祉国家という印象しかなかったけど、色々すごい国だなあ。
家がオサレだしペイントがレベル高いですよね。
ホームレスからエリートまで即席コンサート!ポートランドならではのコミュニティ作りの秘訣は「要らなくなったピアノ」を街に放置することだった。
ビールを飲むことは社会貢献だ。ポートランドに存在する「利益0円の飲み屋」
自分、「シェア」ってこの記事を見るまで分かってなかったと思う。
単にAirbnbとかUberなどの利便性だとか、そういうものを思い浮かべていた。
学芸出版社
売り上げランキング: 4,695
10万人の地方都市でありながら、全国平均の2倍のGDPを誇る経済力、
ドイツ1位と評される創造力を持つエアランゲン。
外国にルーツを持つ市民が多く、700以上のNPOがパブリックサービスを担い、
行政・企業・市民の連携が日常化する社会。
多様で寛容で自立したプレイヤーによる、小さく賢く進化し続ける都市のつくり方。
学芸出版社
売り上げランキング: 9,183
日本の場合、中央に近い都市部ほどコンパクトシティなんですよね。
学芸出版社
売り上げランキング: 56,125
これもコンパクトシティ。
日本の地方におけるコンパクトシティって「イオンで何でも揃う」
のような気がする。
学芸出版社
売り上げランキング: 19,343
繊研新聞社
売り上げランキング: 22,485
白桃書房
売り上げランキング: 18,365
ポートランドの本っていっぱい出てるんですね。
ちょっと読んでみよう。
コンデナスト・ジャパン (2016-08-09)
なんだかんだ毎号読んでいる気がするWIRED。
コクヨ株式会社 (2017-04-24)
読みたいが品切れ中。コクヨが出してる雑誌らしい。
光文社 (2017-06-15)
売り上げランキング: 720
郊外世代は実はほとんどが郊外に住み続けている/郊外の中で競争が激化する/
住みたい街は食べたい街/タワーマンションしか解決策はないのか?/
郊外に仕事をつくり出せ! /郊外にも良質な賃貸住宅が必要/夜の楽しみがある郊外/
これまでの都市計画はダメだったんじゃないか/無個性な都心と個性的な郊外の時代へ
日本の都市づくりってトップダウンで、国の政策と企業の都合が一体化したもの
なんですよね。だから郊外も今のところ23区のコピーにしか見えないし、
地方のコンパクトシティはイオンって事になるんですよね。
住民の意向とか意志がどこからも感じられない街が多いのでどれも同じに
見えてしまう。23区も違いはあれどチェーン店多いし、タワマンもどこでも
つくりが似てますよね。
日本とポートランドのエリアリノベーション
まさにこれ(国企業主導)。
自主性の持てない国のしくみが問題点ではないか。
↑の乙武さんの記事で指摘されるような教育の問題が
社会に深く根差して全てがそうなっている。
「多様性」って「マイノリティがかわいそうだから必要」なのではなく、
「都市競争、国家競争で勝ちぬくための必須事項」だと思う。
ようはブランディング、アピール、人材獲得が一体化した戦略。
クリエイティブ都市論で指摘されたのもsこだと思うんだけど、
日本は出遅れてる感じがしますね。
東京は今も国と企業主体でごりごりとビル・駅前開発中です!
東京来たらびっくりするかもしれないですね。ほんとにどこ行っても
工事ばっかりしてるんだもん。東京都民だけど、「そんなに各所に
ビル建ててどうするんだろう」と思ってる。どうせ余るし商業施設も
勝ち負けができてどこかは10年後に撤退するから。
居住地探しとして都内をそういう目で見て回ろうと思っていたけど、
外国も行ってみたいですね。
2016年の記事リンク
http://shiratamazenzaitsubu.blog14.fc2.com/blog-entry-4629.html